【誰もいない駅】気が滅入る田舎

母がガンになったので定期的に病院に付き添いに行っています。その最寄り駅がなんの変哲もない田舎駅。電車でその田舎に向かうと思うと陰気臭くて仕方ない。本当はもう少し都会の専門病院を母に紹介したんですけどね。母は田舎を選びました。母は都会だと混雑しててすぐに治療に入れないみたいだとか、今の病院の先生がとても良いからこちらで良かったといいます。まあ、気分を上げるのは大切だけどこんなに田舎で陰気臭い病院、私なら願い下げですけどね。

田舎の庭付き戸建てで駅から車やバスでないと行かれない。そんなとこどんな魅力があるというのでしょう？近所に勤めない限り田舎の家に住む理由が見当たりません。そこから都会に通うというのだから理解不能。でも人口減りまくりで子供の数も毎年減っている。私のような考えの人がそこで育っていても多いという事なのだと思う。

まだ政令指定都市ならいいのでしょうけどね、そこから外れたら目も当てられないほど辛気臭い田舎に成り下がっている。ここに越してきた時、親を恨みましたからやっぱりその気持ちは今も同じ。

病気をした母を付き添ってみて改めて思ったのですけどね。いくつになっても田舎は住心地良くないと思う。駅、スーパー、病院、職場、学校のすべてが近くにあるって都会ならではですよね。田舎は監視社会で見張り合っていて何でも遠くにあって本当に嫌気が差します。

母は意固地になって田舎の家を守ろうとしています。近所の不動産会社をする人に、売るならすぐできるけどこんな立派な家は買えないのだから売ってはダメと言われて気を良くしています。でも、売れ残っている家も見かけるんですよ。

この立派な？！家を残されると思うと気が滅入ります。名の知れたハウスメーカーで建てたのでそこにお願いして売ろうと思います。近所の野次馬が買う気もないのに売り物件となった我が家を見に来そうで気持ち悪いです。母が話している不動産会社の人とか見に来そうです。間違いないのはその人の会社にはお願いしないという事です。